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Kの気配

僕には、中学生時代からのKという同学年の親友がいた。

彼も音楽が大好きで、僕たちはプロを目指して一緒に練習をしたり、

曲を作ったり、コンサートに行ったり、Live houseに行ったりした。

先輩たちのバンドに誘ってもらい、厳しい練習を経て、初めてLive Houseに出演

した (拾得だった) ときも、Kは一緒だった。


御他聞に漏れず、よく一緒に酒を呑んで、将来の夢を語り合った。

作り話のようだけど、練習の帰り、どちらも金を持ってなかったときは、

「大眠」(中華料理屋)の一番安いジンギスカン丼を、半分ずつ食べて帰った。

それでも毎日が楽しかった。

それは、共有する夢があったからだ。


やがてKはプロへの道を断念。奴は夢を僕に託した。

それから何年か過ぎて、僕はBOUNDで上京することになり、

Kも我がことのように喜んでくれた。


しかし、バンドは解散し、都内での慌しい年月の中、Kとの連絡も途切れ途切れに

なり出した頃、別の友人から、Kの訃報が届いた。

ここでは、そのことについては詳しくは記さないが、兎に角、

もう2度と、Kとは会えなくなってしまった。


今日のバイトの休憩時間、うたた寝をしていると、珍しく夢を見た。

場所は、Kの祖父母の家(当時、練習用に使わせてもらっていた離れ部屋がある家)

の入り口で、Kのお婆ちゃんが立ってらしたので、

「こんにちは!Kくんいますか?」と古田が聞いている。

「あぁ、古田くん、Kなら奥におるよ?入ってって。」とお婆ちゃん。

そして、僕は、奥へ向かって土間を歩き出したところで目が醒めた。


結局Kには会えなかったけど、「俺を忘れるなよ?」と伝えたかったのかも知れない。

お盆の時期なので、こんな夢をみたのかも知れないが、

僕の胸の中には、Kの志も注入されていることが、沢山の思い出と一緒に蘇った。


命がある限り、途中で失速したり、へこたれるわけにはいかないのだ。


おやすみなさい。

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お盆に思う。

私には、親友を亡くした経験はないですが、33年前に亡くした母が、一度も夢に現れたことがありません。それを私は勝手に成仏したから出て来ないのかなぁと思ってます。ほんまは出てきてほしいのですが、たとえ幽霊でも(笑)。否私に母の想いがないのかなと、思ったりします。この歳になって母のことを語るのも子供じみてますが、なんせお盆なもので許してください。

No title

そうですね、成仏されたんでしょうね。

僕は、両親どちらも1~2回ずつ、夢に出て来たと記憶してますが、
短い時間でしたが、無言でこっちを見ているだけでした。
会えた喜びよりも 「何が言いたかったんやろ?」 と思いました。

夢って、目覚める直前のシーンを憶えているらしいので、
Shirakawaくんのお母さんも、実は、既に、夢の中盤あたりで出現されているのかもしれませんね?

と、以前、何かの本で、「人は90才になっても、母への想いは子供のままである。」というのを
読んだことがあります。
どんな男でも皆、そんなもんじゃないでしょうか?

またコメントください。

>お盆に思う

追伸

幽霊は勘弁して欲しいです。

「な、何やねん!びっくりさせんなや~!」って言うと思います。
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Author:FULTA
Rockn' Soul singer
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